私の地元の郷土料理のひとつに蕎麦米雑炊と言う料理があります。地元の人間以外で蕎麦米雑炊と言っても通じた事がないので、本当に地元でしか作られていない料理なのかなと最近になって思います。蕎麦米自体を見た事がない方も多いのではないでしょうか。蕎麦の食べ方と言えば、ほとんどの方が麺になった状態の物をあげると思いますが、この地元の郷土料理は蕎麦の実から皮をむいた状態のものを使う料理で、私は小さい頃から自宅でも食べていましたし、給食にも普通に出てきていました。蕎麦米と言うのはお米の形とほとんど同じような感じなのですが、白米とは違い真っ白ではないのです。昔、蕎麦米雑炊が給食に出ると、白米を炊いた時のような柔らかさもないし、かと言ってお粥のようなものでもないので何だかちょっと嫌でした。高校生になると給食を食べる事がなくなったので、蕎麦米雑炊を食べる機会もほとんどなくなってしまいました。それが原因なのかは分かりませんが、いつの間にかとても馴染みのある料理と私の中で変化し、とても好きなメニューに変わっていたのです。今では私の母が親戚が集まったりする時などにこの蕎麦米雑炊を作ったりします。久々に食べるその味は子供の頃から変わりない味なのですが、子供の頃には分からなかった美味しさがよく分かります。お土産としてお湯をかけるだけの蕎麦米雑炊も売っているので、友達へのお土産などとして買って帰ったりして喜ばれています。インスタントの蕎麦米雑炊も十分美味しいのですが、今度母が蕎麦米雑炊を作る時にはきちんと作り方を教わりたいなと思っています。